#17【解説記事】 レオパとニシアフの違い 〜違いを知っていますか??〜

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0.はじめに

こんにちは。レオバイトのラボ担当のRです。今日はレオパードゲッコーと並び、地表性のヤモリとして人気のある「ニシアフリカトカゲモドキ」についてお話していきたいと思います。レオパとニシアフどのような共通点がありどんな相違点があるのか知っておくとよいかもしれませんね。


1.レオパードゲッコーとニシアフリカトカゲモドキの基本的な違い

上の写真は、左がレオパ、右がニシアフです。改めて比べて見ると特徴の違いがありますね!


 1-1. それぞれの特徴

レオパと同じように尻尾に栄養を貯めることができますが、ニシアフの方が尻尾が太くなる傾向にあると思います。ニシアフも尻尾を自切することがありますが、比較的自切しにくくいですが、気をつけることには違いないでしょう。


 1-2. 見た目の違い

基本的な色合いや模様はかなり異なり、レオパは黄色に黒色の斑点がありますがニシアフが茶色にしましま模様の個体が多いです。体型ではレオパと比較して、手足がやや短く全体的にむっちりとした様子なのがニシアフになります。質感はごつごつして固めのレオパともちもちしたニシアフ、個人的にはニシアフの方がすべすべして気持ちいい感じがします。顔も丸みを帯びてぽてぽてしている個体が多い。

他にもレオパは細くて長い指や目も様々な色形があり、ニシアフは指は太くて短く目は黒目のまんまるおめめなのが特徴的です。


このブログを執筆する際に、私も調べ直したりするのですが、その中で、ツク之助さんのかわいくもわかりやすい特徴比較があるので、引用させていただきます。


イラストはツク之助さんの承諾を得て掲載させていただいております。

https://x.com/tukunosuke/status/646313340680081412



 1-3. 両種の生息地と生態

野生のレオパはインドの北西部、パキスタン、アフガニスタンの南部にかけて生息しています。乾燥しきった砂漠地帯ではなく、やや乾燥した岩石が転がっていてまばらに草木が生えている荒野や平原になります。

ニシアフは名前の通りアフリカ大陸の西部、トーゴやガーナなどに生息をしてレオパと同様やや乾燥した地域の岩の間などにひそんでいますが、レオパと比べて湿度がやや高い環境を好み乾燥した森林や、川の岸辺でも姿が確認されているようです。


2.飼育環境の比較

 2-1. 飼育温度と湿度

レオパはアダルトだと28℃前後の温度でホットスポットで30℃ぐらいを目安にして湿度は50%前後にしておくとよいでしょう。

野生下ではレオパよりもやや高温多湿を好む性質をしているので温度は30℃ぐらいを目安にホットスポットで32℃ぐらいに調整するとよいでしょう。湿度も60%~80%ぐらいに保持するとよいでしょう。

 2-2. 床材とシェルター

床材は湿度を高めるのに保湿ができるソイルがよいでしょう。ただ、個人の飼育環境に合わせて調整するとよいでしょう。

おっとりとした個体が多いのでシェルターに引きこもることが多い印象です。また、湿度が高いのを好むのでウェットシェルターを用意してあげるとよいでしょう。


 2-3. 餌と栄養

レオパは肉食性で主に昆虫を食べています。野生では昆虫やクモなどの節足動物を捕食しているとされています。飼育下ではコオロギを与えることが多いでしょう。ニシアフも同様で昆虫をメインに肉食傾向の高い種類になります。


 2-4. 性格の違いと飼育上の注意点

レオパは活発で陽気な個体が多く、アクティブに活動している場合が多いですが、ニシアフは比較的温厚でおとなしい個体が多く感じられます。

ただ、ニシアフはWCも多く野生ならではの力強い個体もいます。


3.モルフの違いと飼育の魅力

 3-1. モルフの種類と特徴

ニシアフのモルフは多いですがレオパの方がかなりモルフが多いです。それぞれ白くなるアルビノ系統の他にも様々なモルフがいるので好みのモルフを探すのが楽しみになるでしょう。


 3-2. 人気の秘密と飼育の楽しさ

むちむち感、黒目、おとなしいとかわいいが詰まっています。まるで赤ちゃんを見ているかのようで母性や父性を刺激されるような感じがします。


4.よくある質問

 質問1 ニシアフはお迎えするのにいくらぐらい費用が必要ですか?

 回答1 CB個体かWC個体か、またモルフによってもかなり金額に違いがあります。高いものだとは200,000円以上する個体もおり、比較的お手軽なものだと7000円程度でお迎えできる個体もいます。

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